「できたかどうかよりも自分で考えてやろうとしたことを褒めなさい」
「注目することが認めることになる」
「話しかけられた言葉を取りこぼさないで」
「上から目線で嫌、もっと尊敬しなさい」
「また自分のことばかり考えている」
「桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿」

人の言葉は頭に残る。

退任式
いつまで居られるかわからない。
その時が来て、私はどんな言葉を遺すのだろう。
そして頭の中の壇上で、生徒たちに呼びかけるのです。

「楽しんでください。どうか楽しむぐらいの余裕を持っていてください。よく先生は「一生懸命がんばりましょう」と言いますが、一生懸命やると変に力が入ってだいたいうまくいきません。まぁいいやと思うような時の方が案外できたりするものです。
けれどうまくいかないことは決して無駄ではありません。
その苦しみこそが、痛みこそが、学びであると言えるでしょう。」

そこで聞く生徒はいつの間にか私であり、母さんの言葉は、私の言葉となり、私の心に届きました。

2022/3/12