「いま・ここ」を生きる私たちが大切にすべきことは「いま・ここ」とどのように向き合うのかということに尽きます。向き合い方に応じて過去の出来事が覆ったり未来を制御できたりするわけではありませんが、過去未来に対する見方が変わることは間々あります。言い換えれば、「いま・ここ」と向き合う自己を観るという奧深さがあるのです。
「一喝をするのであれば、まず自らに一喝をせよ」
と戒められたそうです。自らに一喝し、自らは「いま・ここ」に相応しいか。そうやって自らに一喝を繰り返し自己を観るという深みのある言葉だと思います。