あの時目が覚めなかったら今がないと分かっていてもなお
今というこの一瞬には、自分を守ってしまうし、相手を傷つけてしまう

なんと情けなく罪深いことであろうか

誰かを傷つけなければ自分の愚かさに気づかず悔いることもできないなんて

だから“空”なのでしょうか
渦巻きながら、手繰り寄せながらでないと
前に進めないのでしょうか

哀れ、独りでは生きられない愚かさよ

それでも私たちはもう恋なんてしないなんて言わないよ絶対

全てが在るが儘、我が儘に生きていくしかないのです
それしか本当はできないのだから