予想外の言葉をかけられたり、信じられない行動を目撃することが、やっぱりどうしても、ある。そんなときは、裏切られたような気持ちになるよね。それが身近な人や自分が信じていた人だとなおさら深く傷つく。
「自分が信じていたものは偽物だったのか?
価値がなかったのか?」と。

でも、そうではないんだ。
あなたが信じたものもその人だし、
信じられなかったものもその人である。
つまりどちらも、その人の「一部分」だということ。「全て」ではない、ということだけ勘違いしないでほしい。

人は皆、誰しも不完全だから。
どうしても過ちを犯してしまう事はある。

裏切られたと感じるのは、少しでもその人のことを信じるに値する人間だと思っていたからで、あなたがその人のどこかにすばらしい価値を見出していたから。
何かをきっかけに自分の心で感じて見つけたものは、あなたにとって進む道を示す光であるとともに、実はその人にとっての光でもあるんだ。
見てくれる人がいないと見えない光。

人間は不完全で未熟だから、例えその人のことが信じられなくなっても構わない。
でも、自分が見つけた光は信じてあげて欲しい。その光を信じたことや選んだことは、何も間違いではないのだから。