みんな私のこと嫌いだって。むかつくって。私が勝手に好かれているって思ってただけだったんだ。私は泣くことも怒ることもできずただ引きつった顔でニコニコすることしかできなかった。夢だけど、夢じゃないような気がした。

私はみんなのこと嫌いだけど、みんなは私のこと好きでいてね。なんて。

疑いもしなかった絶対的愛情は実は幻想で。

誰も私を友達なんて思っちゃいないんだ。

ずっと私はひとりだったはずなのに。

幻想の愛情から離れられないでいる。

細く深く根付いたキズナとやらで、私は立つことができていたのか。

愛されないのは自分のせい。

愛されないのは自分のせい。