私たちはいつか死ぬのよ
夜を越えても
いくら夜を越えても
死に向かっている
死から目をそらすことはできない
消えて、意識や記憶や感覚がなくなってしまう、私が私を認識できなくなる
とてもこわい、ずっと恐れてきた
真っ暗よりも真っ暗な世界
世界なんてない世界
気づけば一日が終わり、一週間を迎え、数ヶ月経っている
何もない、ただ毎日を過ごしただけなのに、特別な思い出もないまま
こんなに通り過ぎた時をただただ見つめ、遠ざかるその軌跡を辿る

わたしたちはいつか死ぬのよ
夜を越えても
夜を越えても