『名越先生は日頃私ご感じていることをわかりやすく言葉にされていて、私の考えは1人じゃないのだと、じんわり心の支えになっています。』
自分がモヤモヤしている事を名越は言葉にしてくれる。それでホッとできるとか、勇気づけられるとか。それが1番嬉しい。本当の癒しとはそこだと思うから。
「あなたはこのままでいいんだよ」っていうのは、わかりやすい精神科医としてのメッセージですよね。
癒し=勇気が湧いてくる状態。勇気が湧いてこない癒しは、まだ癒しの半ば。なんか今日新しい事をやってみようというのが勇気。新しい店行ってみようとか、新しい道を歩いてみよう。つまり、新しい情報を自分が得たいなと思う事自体が勇気なんですよ。新しい何かに取り組みたいと思うこと自体が勇気。それは僕が本当にやりたいこと。本当に底をついている人をなんとか少しでも、死ぬなよ、あるいはちょっと1年くらいゴロゴロしとけ、これは精神科医の役割ですよね。でも本当はそこから先、そこから出た後、初めて本当のコミュニケーションが始まるじゃない、そこでコミュニケーションする人がいるからこそ、人は立ち直ることができるし、そっからそこをついてから立ち直った人の中から、本当に社会的に沢山の人を幸せにできる人が出てくるんですよ。
言葉の癒しというのは励ましではないんですよ。自分がモヤモヤしてる事が言葉になった。名越が直接支えてくれたわけではない。でも何かの触媒の役割をしてて、2日後に言葉になった。そういう事が、本当の勇気と癒しなんですよ。

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