作品を作ることがとてもつらいです。
一年間まるで意味のない事に全力を尽くしてきたようで本当に悲しいです。
展示したくないです。
最初はいろんな人に見て欲しいと思っていたけど、今はもう誰にも見られたくないです。
全て捨ててしまいたい。
でも、それは作品に関わった15人の人に面目ないからできない。
これが産みの苦しみなのかな。
もう何のためにやってるのか、さっぱり行き先を見失ってしまいました。
美術学科生なのに美しくないものを作り出して、ほんと何やってんのかな。
私、美術向いてないのかな。
美しくないのかな。
今やもう、作品にも自分自身にも価値を見出せないです。
いっそ逃げ出したい。
この川の流れから抜け出して陽に照らされながら眠りにつきたいです。
でも確実に時間は経っているので、もう逃れられないです。
中途半端に脱げ出す勇気がない私は、とっとと死んでしまいたいという願いばかりが脳内を駆け巡るのです。
それはほんとうにつらいことで、いくらあたためようともあたたまらない。
誰も気づかないような小さな歪みからぬくもりが流れ出して肌寒いままの狭い部屋。
ジンジンと指先から冷えていって、しまいには全身が冷たい亡骸。